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2022/11/08

回想の山130.縄文杉

鹿児島県屋久島町・2014年3月12日

往復21.2kmの 縄文杉トレッキング
 
    早朝4時に起床、4時30分には安房の民宿を発つ。途中、民宿が頼んでいた「日の出弁当」で朝食+昼食を受け取り、レンタカーで荒川登山バスの発着場となっている屋久杉自然館へ向かった。10分もしないうちに屋久杉自然館に到着、駐車場にレンタカーをデポし登山靴に履き替える。荒川登山バスの始発は5時、発着場に並んでいる登山客は100人ほどはいただろうか。ほとんど春休みを利用した大学生と思しき若い人だった。
 
 バスに揺られること30分ほどで荒川登山口に着いた。しかし、登山口の周辺は漆黒の闇、若い人は明るくなってから出発するつもりか、朝食の弁当を食べ始めた。スピードに自信のない私は、ヘッドランプを装着し5時40分にトロッコ道を歩き始める。
 
 歩き始めるとすぐトロッコ道 (森林軌道) の高い鉄橋を渡り、素掘りのトンネルを抜ける。小杉谷を遡るコースは特徴ある産業遺産 (森林軌道) をたどる道でもある。安房川の長い鉄橋を渡ると小杉谷小中学校跡国有林の伐採基地があったところで、かつては500人ほどが暮らしていたという。6時36分、明るくなってきたのでここのベンチで朝食をとった。
 
 トロッコ道をさらに進むと楠川分かれ、右に曲がるときのう歩いた白谷雲水峡へと続く。三大杉を通過して延々とトロッコ道を歩くと、大株林道入口に到着。ここでトイレ休憩をする。軌道わき階段道が大株林道、いきなりの急登だ。アップダウンしながらしばらく行くと、9時09分、苔に覆われたウィルソン株があった。
 
 ここから急な登りが続き、水場と呼ばれる沢地がある。手で冷たい沢水を掬って飲み小休止。大王杉の下を通り、夫婦杉のあたりから世界遺産の登録地になるとガイドが説明していた。木道や木の階段に積もった雪が凍ってツルツル滑る。屋久杉自然館から3月の縄文杉には雪はないと聞いていたのだが...。小さな沢を下って登ると10時50分、眼前に森の巨人縄文杉が出現。
 
 根を踏まぬよう設けられた縄文杉の展望デッキも凍っている。幹に瘤を盛り上げ王者の風格がある姿を写真に撮り、引き返した。大王杉とウィルソン株の中間点付近まで降ったところで昼食にする。さらに下って大株歩道入口でトイレ休憩。
 
 大株歩道入口から再び平坦なトロッコ道を延々と歩く。途中、安房川の清流がきれいに見えるところで休憩。小杉谷集落跡を過ぎたあたりでぽつぽつと雨が降ってきた。レインスーツを着るのもザックカバーを装着するのも面倒で、傘をさしてそのまま歩いた。荒川登山口16時30分発のバスにすべり込みセーフ...。
 
 縄文杉への往復に要した時間はおよそ10時間50分、標準タイムが9~10時間だから1時間ほど遅れたことになる。そういえば追い抜かれたことはあっても、誰一人追い越したことはなかった。ほとんどが20代の若い人で、還暦を過ぎた登山者など私しかいなかった。あたりまえの話か...。


 6時36分 小杉谷集落 (ここで朝食)
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 7時28分 トロッコ道が続く ... あたりが明るくなってきた。 
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 9時09分 ウィルソン株
    標高1,030m地点にあり推定樹齢2,000年。大正時代に屋久杉を調査し、大株を紹介したアメリカの植物学者ウィルソン博士にちなんで名付けられた。およそ300年前に伐採された切り株で、中は大きな空洞になっており、根際には次世代の3本の小杉が生えている。
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 内部は空洞 
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 10時50分 縄文杉とご対面
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 縄文杉の上部 
  島いちばんの巨木として君臨する縄文杉 ... 幾千年ものときを経て存在するその姿に、言葉で言い尽くせぬ大きな感動を覚える。
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 縄文杉 ... 日本で最も太い杉
    標高1300m地点にあり樹高25.3m、幹周16.4m。背が低いずんぐりした樹形は、台風の常襲地帯に育つ屋久杉の特徴をよく表している。また凹凸の激しい幹は、江戸時代に利用できない巨木として切り残されたことを示す。樹齢7200年という説もあるが、中心部が空洞になっており、その内側から採取した資料の科学的計測値は2170年となっている(屋久杉自然館のHP参照) 
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 しかし遠かったな~ ようやっと辿り着き思わずVサイン ♪
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 縄文杉周辺にはが積もっていた
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 マップ
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