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2023/09/16

回想の城285.首里城跡

沖縄県那覇市・2012年9月4日

首里城跡 (世界遺産)
地図

 沖縄本島では、12世紀以降各地に豪族が誕生し、グスクと呼ばれる砦を築き勢力を争った。14世紀には本島南部、中部、北部を拠点とする3つの勢力が争う三山時代に突入する。やがて、1429年に南部出身の出身の尚巴志が三山を統一して琉球王国が誕生した。琉球王国は、中国をはじめ日本や東南アジア諸国と積極的に外交を推進し貿易を行い、海洋国家へと発展。16世紀の初めには奄美 ~ 宮古 ~ 八重山まで勢力を広げた。
 
 しかし1609年、幕府の命を受けた薩摩藩が琉球に侵攻し首里城を占拠。以降270年、琉球王国は中国と徳川幕府をともに盟主とする、微妙な国際関係の中で存続する。明治新政府は1872年に琉球王国を琉球藩として国家体制に編入、1879年には琉球処分により藩を廃し沖縄県を設置した。こうして琉球王国は終焉を迎える。 
 
 首里城は、尚巴志が1406年に琉球統治の居城として以来、最後の国王・尚泰が1879年明治新政府に明け渡すまで、およそ500年にわたり琉球王国の政治・外交・文化の中心として栄華を誇った。1945年の沖縄戦で全焼した首里城は、本土復帰20周年 (1992年) を記念して復元された。そして2000年12月、中国と日本の築城文化を融合した独特の建築様式には高い価値があるとされ、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録された。 (首里城公園管理センターのパンフ参照)

 2019年10月31日未明、正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめとする9施設が焼失する。そして、11時間にわたり燃え続けた後に鎮火された。出火原因は、正殿1階の電気系統のトラブルが有力視されている。


 円覚寺跡    琉球における臨済宗の総本山で王族の菩提寺
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 守礼門
  16世紀半ばの建立とされ、扁額にある「守禮之邦」とは「礼節を重んじる国」の意味で、中国の冊封使に対するメッセージ。
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 園比屋武御嶽石門  琉球石灰岩で造られた門で、国王が外出するとき安全を祈願した礼拝所。
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 世界遺産の碑   この門は世界遺産の構成資産となっている 
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 龍 樋
  瑞泉門の手前にある湧水で王族の大切な飲料水、冊封使が訪れた際には宿泊先まで届けられた。
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 漏刻門   門の名は、櫓のなかにある水時計で時刻を計ったことに由来する。
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 首里城正殿
    琉球王国最大の木造建築で首里城のシンボル。14世紀末の創建とされ、国王や王族がここで政治や儀式を執り行った。
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二層三階建
 正殿を二層三階建とする建築様式は日本や中国に類例がなく、中国の宮廷建築と日本の建築スタイルを融合し琉球独自の意匠にまとめている。国王の象徴であるの装飾が随所に施されているのも特色。
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 書院   国王が日常の執務をした建物で、冊封使などの接待にも使われた。
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 庭 園
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 下庫理の御差床   国王が政治や儀式を行う場 (1階) の王座
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 大庫理の御差床   王妃や身分の高い女官たちが使用した空間 (2階) の王座 
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 マップ
首里城マップ


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