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2022/10/25

回想の山116.大山 ~ 秋吉台

鳥取県大山町・2005年10月23日

中国地方の最高峰 大 山 (百名山・1729m)
地図

 夏山登山口から大山寺の僧坊跡に挟まれた階段を上がっていくと、杉木立のなかに阿弥陀堂が見えてきた。このあたりから、階段から土留めされた登山道に変わる。ミズナラや根元の洗われたブナを眺めながら登ると、まもなく3合目に着く。

 5合目あたりで展望が開けてくるはすだが、ガスっていて何も見えない。おまけに避難小屋のある6合目付近から寒くなってきた。
8合目の標柱を過ぎたところで頂上台地に入る。ダイセンキャラボクなど、植生保護のために木道が設置されている。

 寒いはずだ ... なんとその木道には雪が積もっている! が積もった木道をたどり弥山の頂上に着いた。視界はなく寒さで体が震える。頂上避難小屋で暖をとり早々に下山した。
 


 僧坊付近
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 ブナ林の登山道
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 六合目の避難小屋
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 ダイセンキャラボク
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 木道には雪が積もった
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 山 頂
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2011年6月8日・山口県美弥市

カルスト地形 秋吉台
地図

 秋吉台は、はるか昔に海でサンゴ礁として誕生。それから、およそ3億5千万年、ドリーネや鍾乳洞が発達した石灰岩の台地「カルスト台地」となった。石灰岩の中から、秋吉台の長い歴史を示すサンゴやウミユリなど化石が発見される。カルスト台地 ... そういえば地理の時間に習ったなぁ。

 秋吉台はかつては森林だった。中世、農業の進展にともなって日本各地に草原が誕生、秋吉台も木が伐採され一面の草原となるのだ。草は家畜の飼料や肥料に、ススキは茅葺屋根の材料とされ、良質の草原を維持するために山焼きが行われた。 (美祢市のHPを参照)


 森林から草原へ
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 柵で囲まれたところは何?
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 散策している人がいる
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 カルスト地形
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 広い草原
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秋芳洞
 秋吉台の地下100mにあり、その南麓に開口する屈指の大鍾乳洞だ。ひんやりとした冷気漂う杉木立を通り抜けると秋芳洞の入口。洞内からの水は三段の滝となり、飛沫を舞い上げながら流れ落ちている。
洞内の観光コースはおよそ1km。四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かいので快適に探勝できまるという。
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2022/10/17

回想の山108.伊吹山 ~ 大台ヶ原山

滋賀県米原市・2007年4月28日

固有の草花 伊吹山 (百名山・1377m)
地図


 長浜城の見学は短時間で終わったので、100名山のひとつ伊吹山に登ることにした。登るといっても山頂の直下まで車で行くことが可能で、お散歩という表現のほうが適切かもしれない。駐車場から山頂まではわずか20分である。

 ただし、伊吹山ドライブウェイの入り口は岐阜県関ケ原町にあり、そこまでがけっこうな距離だ。また、伊吹山ドライブウェイは全長17kmあって、入り口の標高が200mで山頂駐車場の標高は1260m、その標高差は1,000m以上ある。駐車料金込の往復通行料は3,000円だった。

 伊吹山は標高1,377mで滋賀県と岐阜県の県境にある。古くは古事記や日本書紀に登場したり、日本武尊や松尾芭蕉にゆかりのある山だ。薬草と固有の高山植物の宝庫としても知られる。


 山頂の碑
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 日本武尊の銅像が立つ山頂
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 眼下の琵琶湖が見えない
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 お花畑の案内板
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2008年5月5日・奈良県上北山村

立ち枯れた白骨林 大台ヶ原山 (百名山・1695m)

 上北山村西原にある民宿を5時半に発った。ガスっている林道を慎重に運転し、駐車場に着いたのは7時ちょっと前だった。GW期間中は混雑するというので心配したが、時間が早いのでそんなでもなかった。しかし、ガスっているうえに小雨が降ってくる。

 時間が早いせいだろうか、登山者とすれ違うことはほとんどない。整備された登山道を40分ほど歩いて最高点の日出ケ岳に到着。ここから富士山も見えるということだが、視界が悪くほとんど展望がない。ちゅうちょなく引き返すことにした。

 年間5,000ミリという有数の降雨量の大台ケ原、多量の雨が湿潤な気象を生む。屋久島と並ぶ原生林が形成され、モスフォレストとよばれる苔に覆われた森や、水量豊かな渓流や滝がある。かつては、魔物が棲むと恐れられた大杉谷をはじめ、神武天皇ゆかりの伝説などが残るという。


 案内板「森が衰退している」
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 朝靄の登山道
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 一瞬の晴れ間
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 霧に霞む森林
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 山 桜
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 日出ケ岳山頂で
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2022/10/10

回想の山101.白山

石川県白山市・2006年7月30日

三名山のひとつ 白 山 (百名山・2702m)
地図

 富士山、立山と並んで、日本三名山のひとつに数えられている白山に登った。クロユリなどさまざまな高山植物が色とりどりに咲き競い、山肌一面を埋めつくしている。山頂付近のお池めぐりはまだ雪が残り、コバルトブルーの美しい水をたたえていた。天気もよく、遠く雲海のかなたに白馬岳や立山連峰、槍ヶ岳や穂高連峰など北アルプスの山なみが一望でき、最高に感動! これまでこれほどすばらしい登山をしたことはない。

 麓の白峰村 (現在は白山市) にある民宿に前泊、登りやすいといわれている砂防新道コースを選んだ。市ノ瀬の駐車場に車を停め、登山口の別当出合まではシャトルバス。100台以上はゆうにあるだろう ... かなりの登山者である。別当出合の広場奥に砂防新道と観光新道の登山口があるが、観光新道のほうはがけ崩れで通行禁止となっていた。

 右の砂防新道を進み吊り橋を渡ると、緩急おりまぜての登りが黒ボコ岩まで続いた。途中、トイレと水場のある中飯場と甚之助避難小屋で休憩する。黒ボコ岩の手前には延命水という湧水があり、道端に咲いている高山植物に目をやりながら、急登で乾いたのどに何杯も水を流し込んだ。うまい! 

 黒ボコ岩を過ぎると平坦な弥陀ヶ原で、主峰の御前峰も見えてきた。弥陀ヶ原を横断し五葉坂を登ると、宿泊地の室堂山荘はすぐだ。
クロユリなどさまざまな高山植物が色とりどりに咲き競い、まさに百花繚乱、山肌一面を埋めつくしていた。白山は北岳や白馬岳と並び、日本で有数な高山植物の宝庫だ。



 砂防新道
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 延命水
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 黒ボコ岩
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 室堂山荘 ... ここに宿泊
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 室堂平
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 白山のシンボル・クロユリ
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 ミヤマカラマツ
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 ミヤマダイコンソウ
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 オヤマソバ
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 ダイモンジソウ
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 イワカガミ
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 クルマユリ
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 イワギキョウ
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 チングルマ
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 アオノツガザクラ
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 ハクサンフウロ
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 イワノツメクサ
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 ハクサンコザクラ
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 お池めぐりへ
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 千蛇ケ池
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 大汝峰 (2684m)
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 翠ケ池 ... 雲海のかなたに北アルプスを望む
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 剣ヶ峰 (2677m)
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 コバルトブルーの水を湛える紺屋ケ池
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2022/10/03

回想の山94.金峰山 ~ 大菩薩嶺

山梨県甲府市・2010年10月10日

奥秩父の主峰 金峰山 (百名山・2599m)
地図

 朝5時30分にふもと牧丘の民宿を発ち、登山口のある大弛 (おおだるみ) 峠に着いたのは7時少し前。時間が早いので駐車場は空いていた。峠付近は霧雨が降っているが、なんとか登れそうな天候だ。大弛小屋でドコモの携帯電話をお借りし、民宿にキャンセルの連絡をした。
 
 ゴアテックスのレインウェアを着込み、登山靴に履き替え、コメツガの暗い林の中を登り始める。それほど急な坂道ではないが、汗ばんできたのでレインウェアを脱いだ。朝日峠はコメツガの林の中にあり、ここから朝日岳へと緩やかに登っていく。露岩に覆われた朝日岳にさしかかると、視界が開け雲を被った富士が見えた。
 
  朝日岳から、鉄山 ~ 金峰山へと続く縦走路と、五畳岩を頭に載せた金峰山頂を望むことができた。そして急な下りが ... あたりまえだが帰りは登りになるね~。 登山道は鉄山を巻くようにして緩やかに登って行く。やがて、コメツガの林を抜けると金峰山の肩に着いた。
 
 付近一帯は森林限界を超えていて、ハイマツが稜線を覆っている。岩に覆われた稜線を進むと金峰山頂にたどり着く。天候は回復し青空がぞき、雲の帽子を被った富士の山頂を見ることができた。奥秩父の主峰とされる金峰山は、古来より多くの信者を集めた修験道の山だ。  


 大弛 (おおだるみ) 
  山梨県山梨市と長野県川上村の境にあり、標高2360mで車が通行できる日本最高所の峠。
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 大弛小屋
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    登山道
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朝日岳 (2581m) から望む富士山 (3776m) 
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 富士山を眺望する
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 笠雲を被っていた
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 黄葉と雲海
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 紅 葉 
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 眼下に見える長野県川上村 
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 雲 海 
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 金峰山 (2599m) 
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 金峰山のシンボル五畳岩
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 五畳岩
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 五畳岩に登る
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 「登ったよ」のポーズ
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         山頂で
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2009年8月30日・山梨県甲州市

穏やかな稜線 大菩薩嶺 (百名山・2057m)

 ふもとの裂石にある民宿を6時に出発、民宿の女将さんが早く起きて見送ってくださった。前日に登山口の上日川峠を下見しておいたので、迷わずに駐車することができた。霧がたちこめ視界はあまりよくない。ロッジ長兵衛のある登山口から福ちゃん荘まで、20分ほど舗装道路を歩く。

 福ちゃん荘の前に、唐松尾根を経て大菩薩嶺に至るルートと、大菩薩峠を経て大菩薩嶺に至るルートの分岐点がある。ガスっていて視界が望めないことから、コメツガの樹林帯が続く唐松尾根のルートを選択。1時間ちょっとで雷岩に着き、ここでひと休みだ。そこから尾根伝いに移動すると、10分ほどで最高地点の大菩薩嶺に到着した。

 林に阻まれ山頂からの視界がないので、写真を撮ってすぐに下山した。展望に期待して大菩薩峠のルートを下ることに。雷岩 ~ 妙見の頭 ~ 賽の河原 ~ 大菩薩峠と下ったが、まだ朝霧は晴れない。大菩薩峠峠にある介山荘でひと休み。介山荘からの登山道は車も通れるほどの道、急ぎ足で下っていると、しだいに朝霧が晴れてくるではないか。♪ 

 富士見山荘付近から富士山を望むことができ、何枚か写真に収める。11時ころ、福ちゃん荘の前で朝食とも昼食ともつかない「ブランチ」...。民宿の女将さんがにぎってくれた大きなおにぎりと、焼いた鮭の切り身や漬物はとてもおいしかった。下山し立ち寄って報告すると、山梨名産の桃のおみやげまでいただき、人の情けを感じた山旅だった。


 上日川峠にあるロッジ長兵衛 
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 案内板図 (福ちゃん荘前に設置されている)
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 大菩薩嶺山頂 (2057m)

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       山頂で
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 ガスに煙る賽の河原 
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 中里介山の長編小説で知られる大菩薩峠 
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 富士見山荘付近から望む富士山 
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2022/10/02

回想の山93.仙丈ヶ岳

長野県伊那市・2009年8月2~3日

南アルプスの女王 仙丈ヶ岳 (百名山・3033m)
地図

 仙流荘6時5分始発のバスに乗るため、伊那市の長谷小学校近くにある民宿を8月2日の早朝5時30分に発った。バス停のある仙流荘の駐車場には、すでにたくさんの車が停まっている。戸台口 ~ 北沢峠間の南アルプス林道はマイカーの通行規制があるので、公共のシャトルバスを利用しなければならない。往復の乗車券を購入して始発のバスに乗り込んだ。

 7時前に北沢峠に到着。北沢峠長野 ~ 山梨の県境になっていて、山梨県の広河原からのバスも発着している。今日は曇り空だが雨は降っていない。トイレを済ませ、さぁ ~ 出発。ジクザクの登山道が始まり、トウヒやコメツガの欝蒼とした林の中を黙々と登った。2合目で小休止 ... レインスーツを着ていたが、蒸し暑くて脱いでしまった。3合目を過ぎると傾斜も増し、石が転がる歩きにくい道になる。おまけにも降ってきた。

 大滝の頭 (5合目)で、民宿のおばさんが握ってくれたおにぎりで朝食。ちょっと休んだだけでも寒くなり、再びレインスーツを着込んだ。しかし、このスーツも年季が入ってくたびれ、だいぶ防水性が落ちてきた。ここで小仙丈 ~ 仙丈と続く尾根伝いのルートと、薮沢小屋 ~ 馬ノ背ヒュッテの沢伝いのルートに分岐する。風にあたって体温が低下するのを懸念し薮沢ルートを選んだ。

 馬ノ背ヒュッテを過ぎたあたりから、ミヤマキンポウゲなど高山植物を見かけたが、雨が降っているのでコンデジでの撮影にとどめる。ようやく周囲を見晴らせる稜線に着いたが、あいにくの雨で展望はない。仙丈小屋付近では、キバナシャクナゲやコイワカガミが群生していた。12時前に仙丈小屋に到着。体が濡れて体力が消耗しているので、今日の行程はこれで終了とした。


 登山口の北沢峠
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 北沢長衛小屋からの登山道が合流する2合目
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 大滝の頭 (5合目) ... ここで沢伝いの藪沢ルートを選択 
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 ヨツバシオガマ
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 ミヤマキンポウゲ
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 雨に見舞われた
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 仙丈小屋
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 「明日は晴れ」の天気予報で眠りにつき、8月3日は午前3時30分に起床。防寒にレインスーツを着込み、カメラの入ったウエストバッグとストックだけ持って、山頂直下の仙丈小屋を出た。まだ登山道は薄暗く、ヘッデンを装着しての登りだ。30分ほどで山頂に到着、私を追い越して行った若い男女と3人だけでしたが、ぽつぽつとご来光を見ようという人が増えてくる。

 待つこと20分ほど ... 南アルプスの女王がほほ笑み、サンライズ 陽が昇る瞬間を撮った。♪ そして標高3033mの山頂から、近くに甲斐駒、標高1位の富士山と2位の北岳、遠くに北アルプスまでも望むことができた。もっと山頂にとどまって写真を撮りたがったのだが、遅くとも6時には小屋を発たないと、北沢峠発のバス時刻には間にあわない。

 11時ちょっと前に車をデポしていた仙流荘に到着、そこで風呂に浸かり汗を流してひと休みした。途中で高遠城址に立ち寄り、山形の自宅に到着したのが午後7時頃である。往復の走行距離は1035km ... どっと疲れがでたが、どうにかブログのアップにこぎつけた。


 仙丈ケ岳の山頂から ... 左手に見えるのは甲斐駒
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 陽が昇る瞬間!
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 オレンジ色に染まる雲海
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 奥が標高1位の富士、手前が2位の北岳
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 中央アルプス、その奥に御嶽山
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 北アルプス
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 青空に映える仙丈ケ岳 (3033m)
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 仙丈小屋 ... ここに泊まった
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 コイワカガミ
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 ウラジロナナカマド
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 シナノキンバイ
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 クロユリとコイワカガミ
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 雲 海
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    山頂で
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