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2023/10/07

回想の湯17.沼尻元湯

福島県猪苗代町・2013年10月31日

三大野天湯 沼尻元湯
地図

 
猪苗代町の沼尻元湯は、安達太良山の沼ノ平直下にある日本有数の源泉だ。湧出量は毎分1万㍑で、泉質はPH1.9の強酸性。この沼尻元湯は、滝つぼを湯舟とする知床のカムイワッカ湯の滝や、秋田県の川原毛大湯滝温泉と様相を異にし、あえて表現するなら「三大野天湯」ではないだろうか。

 沼ノ平にはかつて硫黄鉱山があり、江戸後期から硫黄の採取が行われていた。明治になると欧米式の蒸気製練が導入され、本格的な開発が始まる。ところが、明治33 (1900) 年 7月に沼ノ平で大噴火が発生、火口となった硫黄鉱山は全壊。死者72人、負傷者10人の大惨事だった。
 
 6年後の明治39 (1906) 年に岩代硫黄㈱が起業、翌年にはさらに事業を拡張、社名を日本硫黄㈱として操業を開始した。2年後には沼尻温泉から軽便鉄道を敷設、硫黄鉱山は隆盛期に入る。戦時中は大量生産されたが、戦後安い原油による代替え品によって価格が低下する。日本硫黄㈱は経営不振に陥り、昭和39 (1964) 年に閉山された。


 「危険・登山道以外は立入禁止」の看板 
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 断崖で切れ落ちている登山道 (危険なポイントが数箇所ある)
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 白糸の滝 (落差60m)
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   危険個所を通過
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 かつてこの辺に旅館があった
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 湯導管
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 湯導管のジョイント
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    蒸 気
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 有毒ガス ?
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 有毒ガス発生により立入禁止
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 湯舟発見!
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 ワイルドな天然の湯舟 
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 かつて硫黄鉱を入れた容器か?
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      鳥居と祠
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2023/10/06

回想の湯16.野地温泉 ~ 新野地温泉

福島市・2019年2月21日 ~ 2013年4月19日

標高1200mの雪見風呂 野地温泉
地図

 今季の福島市内は降雪が少なく、街中にはほとんど雪が積もることはなかった。冬は雪が積もるのがあたりまえの雪国育ちなので、年に一度くらいはどうしても雪景色が見たくなる。会津との境にある標高1200mの野地温泉で雪見風呂に浸かってきた。


 ホテルの外観
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 源泉は自然流加式
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 標高1200mの雪景色
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 檜風呂 「千寿の湯」 ... この他に6つの湯殿がある
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 源泉かけ流し
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 雪見風呂を堪能 
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 露天風呂 「鬼面の湯」    乳白色で柔らかな肌触りだ
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 鬼面山   標高1481.6m、安達太良連峰の北端に位置する
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福島市・2013年4月19日

新野地温泉 相模屋
 
   福島市の土湯峠付近には、野地、鷲倉、赤湯、幕川など小さな温泉がいくつかある。そのなかでも、新野地温泉は野天風呂で人気の温泉で、新野地温泉・相模屋は「秘湯を守る会」の会員宿だ。木造の階段を降りて行くと、内風呂がある木造の湯小屋がある。内風呂は昔の湯治場の雰囲気が漂う板張りの浴場で、お湯はぬるめの白濁した単純硫黄泉だ。
 
 野天風呂へは湯小屋を出て木道を歩く。正面に温泉の噴気が立ち昇り、道は途中で2つに別れ男女それぞれの野天風呂へ。湯舟から鬼面山などの景色を眺めることができ、「野天」の名にふさわしい開放感がある。


 湯治場の雰囲気が漂う内風呂 
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 野天風呂へと続く木道
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 立ち昇る温泉の噴気
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 野天風呂 (男性用)
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 湯舟から眺める鬼面山
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2023/10/05

回想の湯15.高湯温泉 ~ 微温湯温泉

福島市・2012年11月

高湯温泉 玉子湯
地図

 「慶長の頃、狩人が立ちこめる湯けむりをみて山に登り、沢辺に真っ白に湯の花がついているのを発見しました。それが高湯温泉の始まりといわれています。その後、この霊泉は長い間放流されていました。明治元年、庭坂村名主の後藤興次兵衛が、難病に悩む人々のために仮小屋を造って浴用に供しました。 これが玉子湯開業の第一歩で、以降泉質は変わることなく現在に至っています。」 (玉子湯旅館のHP参照)

 高湯温泉は、開湯以来「源泉かけ流し」にこだわってきた。高湯にあるすべての浴槽が、自然湧出に加え、地盤の高低差を利用する自然流下式で引湯し、溢れ出た湯はそのまま輩出している。また、温泉の療養効果を検証した結果、主要源泉全てに国内トップクラスの抗酸化力があることが明らかになった。硫黄の香りが漂う濁り湯だ。

 高湯は標高750mの高原に涌き、蔵王温泉や米沢の白布高湯とともに「奥州三高湯」と称されている。高湯には古くから「一切の鳴り物を禁ず」という慣習があり、療養目的のため歓楽的なものを禁じてきた。地域全体で吾妻の自然環境と、温泉街の静かな環境を護り続けている。(高湯温泉観光協会のパンフ参照)


 庭 園 
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 茅葺屋根の湯小屋   創業当時から140年余もそのままの形をとどめているという 
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 女性専用露天風呂「瀬音」
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 野天岩風呂「天翔の湯」
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   うたせ湯 
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 足 湯 
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福島市・2012年7月9日

微温湯温泉 二階堂旅館

  微温湯 (ぬるゆ) 温泉は開湯300年の歴史があり、標高900mを超える山中にある秘湯だ。ひなびた雰囲気が魅力の一軒宿「二階堂旅館」(日本秘湯を守る会 の会員宿) で、温泉療養のため長期滞在する人も多いという。戊辰戦争の際に焼失したが、明治20 (1887) 年に再建された。 (福島市のHP参照)   現在、福島市街 ~ 微温湯間を結ぶ県道126号線が不通となっており、あづま運動公園付近からパイロット農道を迂回10kmほど舗装された山道を上った。途中で猿の集団に遭遇する! 


 湯治場の雰囲気が漂う一軒宿 
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 入浴料は500円也
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 湯温は31.8℃ ... まさにぬる湯    白いフタがしてあるのは42℃ほどに加温された湯舟
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2023/10/04

回想の湯14.飯坂温泉鯖湖湯 ~ 穴原温泉

福島市・2020年2月21日

奥州三名湯 飯坂温泉鯖湖湯
地図

 旧堀切邸のすぐ隣
に鯖湖湯がある。飯坂温泉は、宮城県の鳴子温泉秋保温泉とともに奥州三名湯のひとつに数えられ、芭蕉が「奥の細道」の途中で訪れたと伝わる歴史のある温泉だ。飯坂温泉のシンボルともなっている公衆浴場「鯖湖湯」や、国登録有形文化財の「なかむら屋旅館」など、歴史資源が豊富だ。 (福島市のHP参照) 


 公衆浴場「鯖湖湯
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    貯湯槽
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 鯖湖神社 
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 「飯坂温泉発祥の地」記念碑
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なかむらや旅館
 江戸時代から続く旅館で現在も営業中、鯖湖湯のすぐ近くにある。明治期に増築した蔵、木造3階建ての新館ともに、平成10年に国の有形文化財に登録された。
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 明治期に増築された蔵
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福島市・2012年12月21日

穴原温泉 吉川屋
地図

 30数年前、人生の区切りに両親と泊まった奥飯坂のホテル 。懐かしさから、穴原温泉吉川屋に日帰り入浴してきた。摺上川沿いの木々はすでに落葉し白い樹肌を見せている。露天風呂のわきにある黄葉が印象的だった。    


 内 湯
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   露天風呂 
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 黄 葉
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 摺上川の清流
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2023/10/03

回想の湯13.大平温泉 ~ 新高湯温泉

山形県米沢市・2003年10月

秘湯中の秘湯 大平温泉

 山形県米沢市の吾妻山中にある秘湯。今では「秘湯」といってもたいていは車で行くことが可能だ。ところがこの大平温泉は、駐車場から30分ほど歩かないとたどり着けない温泉である。しかも、場所が谷底にあるので、行きは下り坂でも帰りは上り坂になる。渓流の川床に造られた露天風呂には、ときおりサルやカモシカも姿を見せる。まさに秘湯中の「秘湯」だ。それだけに、女優や作家などの著名人が訪れるという。

 大雨や大雪で被害を受けたが、復旧工事が終わり2023年5月1日に営業再開した。新高湯
も含む両温泉への復興支援金は、7月~10月までに209件、437万円が寄せられた。国内各地のほか、台湾、タイ、イギリス、アメリカなど海外の秘湯ファンからも届いたという。



 最上川の源流域
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 吊り橋を渡って
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 滝見屋旅館
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   火焔の滝
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   露天風呂
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 著名人も泊まった
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山形県米沢市・2003年10月

根っこ風呂 新高湯温泉
地図


 山形県米沢市の吾妻山中にある秘湯。白布温泉から天元台ロープウェイのほうに、2㎞ほど急勾配の山道を登っていくと新高湯温泉 吾妻屋旅館がある。以前は未舗装だったので、四輪駆動の車でなければたどりつけなかったという。
この温泉には、珍しい丸太をくり抜いた2つの風呂があ。標高1100m根っこ風呂から、下界を見下ろす眺望がおもいのままだ。自分の足を撮ってみた。(^^♪ 

 2022年6月27日、豪雨による甚大な被害を受けた。大平も含む両
温泉への復興支援金は、7月~10月までに209件、437万円が寄せられた。国内各地のほか、台湾、タイ、イギリス、アメリカなど海外の秘湯ファンからも届いたという。



  根っこ風呂

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 丸太風呂
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 丸太をくりぬいて
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 眺望がいい
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