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2023/04/20

吉久重伝建地区

富山県高岡市・2023年4月2日

「さまのこ」のまちなみ 吉久
地図

 4月2日の7時30分に、射水市小杉駅前のホテルを発ち ~ 国・県道 (9.8km・17分) ~ 高岡市吉久公民館前の駐車場 ~ 吉久重伝建地区のまちなみを散策 ~ 国・県道 (7.1km・14分) ~ 道の駅雨晴 ~ 雨晴海岸を散策 

 吉久は江戸時代、加賀藩の年貢米を収める「御蔵」が設置され発展した在郷町で、後期には加賀藩最大の御蔵となった。明治以降、御蔵は廃止されたが、吉久の町人は米の流通に携わった経験を活かし、米穀売買や倉庫業を営んで成功した。吉久ではこうした有力な町人を「米商」「蔵仲間」と呼んだ。

 重伝建地区は、小矢部川と庄川に挟まれた地域の、緩やかにカーブした放生津往来沿いある。間口が狭い町家と、米商が残した間口が広い町家が建ち並ぶ。この辺り一帯が工場地帯に変貌するなか、この吉久だけが昔のままの姿で残っていた。 

 吉久の伝統的な様式の町家は、平入りの中二階建てで千本格子 (さまのこ) 、2階部分は漆喰塗だが真壁造りで柱や梁を見せている。1階の庇は瓦葺きもあるが、板葺きも多く見られた。(町並みWeb集団いらかぐみ「七ちょめ」さんのHP参照)


 閑散とした吉久のまちなみ
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 閑散とした吉久のまちなみ
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 さまのこ屋P4020003


 熊松家住宅
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 吉久神明社
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 智徳寺  珍しい普通の町家のような造り
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 吉久簡易郵便局
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 ディーサービス「むら花」
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 吉久重伝建地区の案内板
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Copyright (C) 2007-2023 ひめさゆり山荘 All Rights Reserved.
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2023/04/16

若桜重伝建地区

鳥取県若桜町・2023年3月31日

若桜重伝建地区のまちなみ
地図

 3月31日の7時30分、岡山県津山駅前のホテルを発ち ~ ~ 国道53号 ~ 黒尾峠 ~ 国道53号 (44km・60分) ~ 鳥取県智頭町石谷家駐車場 ~ 石谷家を見学し智頭宿のまちなみを散策 ~ 鳥取自動車道 ~ 若狭道 (40.0km・44分) ~ 10時ころ若桜 (わかさ) 駅前駐車場に到着、駅前の観光案内所でマップを頂き、若桜重伝建地区のまちなみを散策

 若狭町は鳥取県南東部の山岳地帯にあり、町の南東から北西に流れる八東川に沿って旧若桜街道と若桜鉄道が並走している。若桜重伝建地区は若桜鬼ケ城の城下町として発展するが、江戸初期に城が廃城となった後は、城下町の骨格は残しつつ若桜街道の宿場町となった。

 明治期に3度の大火を経験するが、住民たちは防火対策を盛り込んだ復興計画を議決し、本通り (若桜街道) が直線化されるなど現在のまちなみの基礎となった。若桜重伝建地区は、本通り沿いを中心としたおよそ9.5haの区域で、明治から昭和30年代までの伝統的な町家が建ち並んでいる。さらにその背後には土蔵が建ち並ぶ。(若狭町教育委員会発行のパンフ参照)


 若桜鉄道の若桜駅
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 若桜駅 (昭和5年開業の駅舎を修復・国登録有形文化財) 
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 SLが展示されていた  転車台や給水塔も国登録有形文化財となっている
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 仮屋通り 家と道路の間に4尺 (1.2m) の庇がついた私道、豪雪地帯ならではのアーケードだ
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 休憩交流処「かりや」(旧木島家住宅・国登録有形文化財・「とんかつ新」として営業)
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 若狭民工芸館
  大正期の古民家を修復し、若桜町の伝統工芸のひとつである土鈴を展示している。 
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 民工芸館の内部
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 若桜町の伝統工芸のひとつである土鈴
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 蔵通り  白壁土蔵群が300mほど残り、往時の若桜宿の繁栄ぶりが偲ばれる。
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 大火後の議決書で人家を立てることが禁止され、それに伴い土蔵が連続するまちなみが形成された。
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 西方寺  蔵通りにはこの寺を含め4つの寺院が建ち並んでいる。
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 若桜重伝建地区」の案内板
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2023/04/15

智頭宿のまちなみ

鳥取県智頭町・2023年3月31日

因幡街道の宿場町 智頭宿
地図

 3月31日の7時30分、岡山県津山駅前のホテルを発ち ~ 県立津山高校本館を見学 ~ 満開の津山城跡を散策 ~ 国道53号 ~ 黒尾峠 ~ 国道53号 (44km・60分) ~ 鳥取県智頭町石谷家駐車場 ~ 石谷家を見学し智頭宿のまちなみを散策

 近世、智頭町は因幡街道最大規模の宿場町として栄えていた。鳥取藩初代藩主池田光仲が、参勤交代の宿を因幡街道 (智頭往来) の智頭宿と決めてから、12代池田慶徳の文久2 (1862) 年までの214年間に、178回この智頭宿を往来している。

 智頭宿は、参勤交代など上方への主要道となっていたが、明治になってからは若桜の戸倉越えが主要道となり、因美線の開通もあいまって因幡街道の重要性は低下していった。そして今は、智頭往来に沿って諏訪酒造、米原家、石谷家などがわずかに点在するのみで、ひっそりとした静かな佇まいの街道筋となっている。(いらかぐみ「七ちょめ」さんのHP参照)


 因幡街道 (智頭往来) のまちなみ
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 米原邸? 
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 消防屯所
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 諏訪神社
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 興雲寺
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石谷家住宅 (国指定重文)

 智頭宿の中央に位置する石谷家は古くからの屋号を塩屋といい、元禄時代の初めころ (1691年) に鳥取城下から移り住み、本拠を構え分家をつくり繁栄した。塩屋が大庄屋に選ばれたのは明和9(1772) 年、伝三郎からである。文政5(1822) 年以降は大庄屋を分家や国米家に譲り、もっぱら地主経営宿場問屋を営んだ。

 明治に入り、伝九朗は地場産業の振興を図りながら、学校建設や道路改修など篤志家として町の発展に寄与した。明治30年代は伝四郎が山林経営農民金融を発展させ、衆議院議員に選出されるなど政治家としても活躍する。因美線の開通 (大正12年) にあたって私財を投じて完成に導くなど、地域社会の発展に多大な貢献をした。 (ふるさと振興財団のパンフ参照)


 石谷家住宅  冠木門の入口
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 石谷家住宅の土間
  
高さ14mの吹き抜け空間、松の巨木を用いた豪壮な雰囲気を醸成している。 ここは出入りの人と家人との情報交換の場でもあった。大黒柱が太い!!!
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 かまど  床を一段掘り下げている
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 雛 壇
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 畳廊下
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 中 庭
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 和室応接
 
 8畳の書院座敷で、L字型に濡れ縁がまわる。床柱を立てない変わった造りで、欄間には石谷家座敷を鳥瞰した図柄が彫り込まれている。
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 新建座敷
  
天井材には奈良の春日杉、床柱には屋久杉の笹杢、床壁は和紙の袋張りの書院造。江戸時代からの池泉式庭園が取り入れられ美しい。
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 茶室と庭園
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 庭園の池
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 太鼓橋
  
吹き抜け空間を太鼓橋で渡らせる珍しい造り、シオジ材の木目が美しい。
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 石谷家住宅の見取り図
石谷家住宅見取図


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2023/04/12

城西重伝建地区

岡山県津山市・2023年3月30日

城西重伝建地区のまちなみ
地図
 
 3月30日の早朝3時20分ころ自宅を発ち ~ 福島西IC ~ 東北道 ~ 郡山JCT ~ 磐越道 ~ 新潟中央JCT~ 北陸道 ~ 敦賀JCT ~ 舞鶴若狭道 ~ 吉川JCT ~ 中国道 ~ 津山IC ~ 15時30分ころ、岡山県津山市の作州民芸館に到着。ここまでの走行距離はおよそ900km、所要時間は11時間ほどである。民芸館でマップを頂き城西重伝地区のまちなみを散策した。

 津山城の東側の城東重伝建地区は2013年8月に選定され、私は2014年4月に訪れている。津山城下の形成は、慶長8(1603) 年に森忠政が18万6500石の大名として入封し、鶴山の地に津山城を築城したことに始まる。しかし、森家は元禄10 (1697) 年に4代で断絶した。翌年、越後高田藩松平家の養子長矩が10万石で入封、その後9代続いて明治維新を迎えた。

 森忠政は
入封の翌年から町づくりを進め、城を中心に武家屋敷を椿高下・田町・南新座などに配した。そして、防御的な観点から西周辺部に寺院を集め西寺町とする。また、城大手口の南方に出雲街道を東西に貫き、街道沿いに町人町を造った。東から京町 ~ 堺町 ~ 二階町 ~ 坪井町 ~ 宮脇町 ~ 西今町と続く。さらに、これら町人町の周辺に美濃町や鍛冶町、新魚町などの職人町を、吉井川の堤防に沿って河原町や船頭町など水運に関わる町を置いた。

 福島から津山まで日本列島を南下すること900km。古希を過ぎた私はかなり疲れており、起点とした作州民芸館近くの田町 ~ 西寺町 ~ 西今町 ~ 宮脇町界隈を散策するにとどめた。 西寺町には寺院がたくさん集まっていて、旧城下の寺町という雰囲気が漂っている。しかし、白壁の武家屋敷や中2階・袖うだつ・平入りの町家はときおり散見される程度で、連続した歴史のまちなみは残っていなかった。(津山市観光協会のパンフ及びいらか組「七ちょめ」さんのHP参照)
  

まちなみめぐりの起点とした作州民芸館
 ルネッサンス調のデザイン、明治42 (1909) 年建築の旧土居銀行津山支店 (国登録有形文化財)
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 民芸館の裏側
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 翁 橋  欄干親柱がアールデコ調デザイン (国登録有形文化財) 
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 城西浪漫館 (旧中島病院本館・国登録有形文化財)
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 武家屋敷 
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 津山城下町歴史館
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 だんじりが展示されていた
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 徳守神社社殿 (県指定重要文化財)
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 徳守神社神輿 (市指定文化財)
  文化8(1811) 年に建造。重さが1t を超え、日本三大神輿のひとつと言われている 
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 泰安寺表門 (県指定重要文化財)
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 泰安寺本殿 (藩主松平家の菩提寺・県指定重要文化財)
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 妙法寺本堂 (県指定重要文化財)
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 本源寺中門 (国指定重文)
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 本源寺本堂 (藩主森家の菩提寺・国指定重文)
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 旧出雲往来のまちなみ
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2023/04/11

津山 ~ 鳥取 ~ 高岡の旅 (速報)

岡山 ~ 鳥取 ~ 富山県・2023年3月30日 ~ 4月2日

津山 ~ 鳥取 ~ 高岡の旅 (速報)


 明治になり新たに鉄道や道路が整備され、宿場としての機能を失った木曽路の妻籠宿は、衰退の一途をたどった。しかし、高度経済成長期の昭和40年代に、古くからの宿場の姿を残しているまちなみが再評価され、全国に先駆けてまちなみ保存運動が起こった。妻籠の人たちは、家や土地を「売らない・貸さない・壊さない」 という3原則をつくり、ここで暮らしながら、江戸時代のまちなみという貴重な財産を後世に伝えている。

 昭和40年代、妻籠だけでなく各地に残る固有の歴史的なまちなみが、高度経済成長とともに次々に失われていった。市町村は、こうした保存を望む地域住民の要望に応え、伝統的な集落やまちなみ保存の事業を進めた。他方、国においても保存の施策が検討され、昭和50年に文化財保護法を改正、市町村の取り組みを支援する伝統的建造物群保存地区制度が発足した。

 大学で都市政策を専攻した私は、学生時代にまちなみ保存運動のパイオニアである妻籠宿を訪ねた。以降、全国各地の歴史のまちなみ (重要伝統的建造物群保存地区) をめぐり歩くのを趣味としている。現在、北海道の函館から沖縄県の竹富島まで126箇所の重伝建地区があるが、2017年に指定された徳島県牟岐町の出羽島、2020年に指定された富山県高岡市の吉久地区と岡山県津山市の城西地区、2021年に指定された鳥取県若狭町若桜 (わかさ) 地区が未訪となっていた。



 3月30日の早朝3時20分ころ自宅を発ち ~ 福島西IC ~ 東北道 ~ 郡山JCT ~ 磐越道 ~ 新潟中央JCT~ 北陸道 ~ 敦賀JCT ~ 舞鶴若狭道 ~ 吉川JCT ~ 中国道 ~ 津山IC ~ 15時30分ころ作州民芸館に到着する。ここまでの走行距離はおよそ900km、所要時間は11時間だった。民芸館でマップを頂き城西重伝地区のまちなみを散策した。


出雲往来沿いのまちなみ (岡山県津山市西今町)
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  作州民芸館 (国登録有形文化財・ルネッサンス調の銀行建築)
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 アールデコ様式の翁橋 (国登録有形文化財)
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 翌3月31日の7時30分、津山駅前のホテルを発ち ~ 県立津山高校本館 (国指定重文) を見学 ~ 桜が満開の津山城跡 (百名城) を散策 ~ 国道53号 ~ 黒尾峠 ~ 国道53号 (44km・60分) ~ 鳥取県智頭町石谷家駐車場 ~ 石谷家を見学し智頭宿のまちなみを散策 ~ 無料の鳥取道 ~ 若狭道 (40.0km・44分) ~ 10時ころ若桜 (わかさ) 駅前駐車場に到着、駅前の観光案内所でまち歩きマップを頂き、若桜重伝建地区のまちなみを散策。~ 若狭道 ~ 県庁 ~ 国道53号 ~ 県道 (36.0km、53分) ~ 16時ころ鳥取砂丘ビジターセンターに到着 ~ 鳥取砂丘を散策


 ルネッサンス様式の岡山県立津山高校本館 (明治32年建築・国指定重文)
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 桜が満開の津山城跡
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 智頭往来の石谷家 (鳥取県智頭町)
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 石谷家の内部 ... 大黒柱が太い !!!
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 仮屋通りの旧木島家住宅 (国登録有形文化財・鳥取県若狭町)
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 蔵通り  土蔵が連続するまちなみ  (若狭町若桜重伝建地区)
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 鳥取砂丘 (鳥取市)  観光客が多かった
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 4月1日の8時に鳥取市内のホテルを発ち ~ 国道9号 ~ 無料の山陰道 ~ 居組IC ~ 国道178号 ~ 浜坂IC ~ 無料の山陰道 ~ 佐津IC ~ 国道178号 ~ 京都府京丹後市久美浜 ~ 国道312号 ~ 府道 ~ 国道178号 (121.0km、2時間30分) ~ 10時30分ころ傘松公園府中駅の駐車場に到着 ~ 日本三景のひとつ天橋立を眺望 ~ 国道178号 ~ 与謝天橋立IC ~ 京都縦貫道 ~ 綾部JCT ~ 舞鶴若狭道 ~ 小浜IC (91.3km、1時間24分) ~ 国宝の明通寺を拝観 ~ 小浜IC ~ 舞鶴若狭道 ~ 敦賀JCT  ~ 北陸道 ~ 小杉IC (219.1km、2時間41分) ~ 午後6時ころ小杉駅前のホテルに到着


 満開の笠松公園 (京都府宮津市)
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 「股のぞき」をしてみた
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 傘松公園から望む日本三景・天橋立   
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 明通寺本堂 (国宝・福井県小浜市)
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 明通寺三重塔 (国宝)
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 4月2日の7時30分に、射水市小杉駅前のホテルを発ち ~ 国・県道 (9.8km・17分) ~ 高岡市吉久公民館前の駐車場 ~ 吉久重伝建地区のまちなみを散策 ~ 国・県道 (7.1km・14分) ~ 道の駅雨晴 ~ 雨晴海岸を散策 ~ 国・県道 (4.0km・7分) ~ 勝興寺駐車場 ~ 国宝に指定された勝興寺を拝観 ~ 国・県道 (11.0km・26分) ~ 国宝の瑞龍寺を拝観 ~ 国・県道 (9.5km・18分) ~ 小杉IC ~ 北陸道 ~ 新潟中央JCT ~ 磐越道 ~ 郡山JCT ~ 本宮IC 国道4号 (447.9km・5時間30分) ~ 自宅に到着したのは18時ころで、総走行距離は1992.8kmだった。


 さまのこ (千本格子) が連続する吉久重伝建地区 (富山県高岡市)
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 雨晴海岸 (富山県高岡市)  残念ながら海に浮かぶ立山連峰は見えなかった
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 国宝に指定された勝興寺本堂 (富山県高岡市)
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 本堂の内部 (国宝)
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 式台 (国宝)
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 瑞龍寺山門 (国宝・富山県高岡市)
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 瑞龍寺法堂 (国宝)
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 法堂の内部 (国宝)
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