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2022/05/25

回想の町306.竹富島

沖縄県竹富町・2012年9月17日

八重山の原風景 竹富島
 
   竹富島は、珊瑚礁に囲まれた面積5.4平方km、人口300人余の小さな島。周囲をガジュマルなどの亜熱帯植物林が包み、中央部にある集落は八重山の原風景を色濃く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。石垣島の離島ターミナルからフェリーで10分です。
 
 集落の特徴の一つが、家を軒先まで包むグック(サンゴの石積み)。これは家を強風から守るために造られた石垣で、道の両側に築かれています。1.5mほどで、ちょうど歩く人の目線を遮る高さ。玄関部分では石垣が途切れるため、マヤカシというサンゴの石積みや樹木などがあります。
 
 二つ目の特徴は、竹富島が珊瑚礁の島であることから、道路に白いサンゴが敷かれていること。なんともぜいたくな道ですよね。♪ 白い道は赤い屋根と青い空にマッチし、竹富島の美しい景観を構成する重要な要素となっています。
 
   三つ目の特徴として、屋敷にフクギなどが植えられ、防風林となると同時に強い日差しも防ぎます。近世になってから、竹富島の住民は薩摩藩に帰属を強いられ、厳しい人頭税に苦しんできました。しかし、人々はうつぐみ (共同体意識) を高め豊かな文化を創りあげてきたのです。  


 重伝建地区の案内板
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 なごみの塔から見下ろす竹富島のまちなみ 
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 赤瓦の屋根と白いサンゴの道
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 家を軒先まで包むグック (サンゴの石積み) 
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 フクギなどの屋敷林に囲まれた伝統家屋
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 伝統家屋風の郵便局
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 青空に映えるブーゲンビリア
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 視線を遮断するマヤカシ (サンゴの石組み) 
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 青空に映える赤瓦屋根とグック
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   シーサー ... 沖縄の魔よけ・守り神
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 観光客が乗る水牛車 
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 視線を遮断するマヤカシ (樹木)
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 シーサー ... 沖縄の魔よけ・守り神
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 神聖な空間である御獄 ... うつぐみ (共同体意識) 
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2022/05/20

回想の町302.知覧

鹿児島県南九州市・2012年5月29日

薩摩の小京都 知 覧
 
   知覧は、母ヶ岳の優雅な姿を借景にして麓一帯を庭園化した美しいまちなみで、古来より「薩摩の小京都」と讃えられてきました。 武家屋敷群の18.6haが昭和56年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、うち7庭園は国の「名勝」になっています。また、7庭園のなかで森氏庭園は築山泉水式庭園で、他の6庭園は枯山水式の庭園です。 (南九州市のHP参照) 
 

 
伝建地区の案内板 
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 母ケ岳を借景にした景観
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 みごとな石垣と庭木
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 みごとな生垣 
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 一般開放している武家屋敷 ... 道路が低くなっています
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 母ケ岳を借景にしたまちなみ  
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 石頑富 ... T字路やY字路に置いて魔物が家に入るのを防ぐ
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 一般開放している武家屋敷 ... 道路がかなり低くなっています
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 母ケ岳を借景にして ...
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 かやぶき屋根
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2022/05/19

回想の町301.入来麓

鹿児島県薩摩川内市・2012年5月29日

入来麓 のまちなみ
 
   鎌倉中期、相模国の御家人が地頭となり、入来院と称し明治に至るまで領主として存続。江戸時代、鹿児島藩は領内各地に外城(とじょう)を設け統治にあたりました。入来はその外城の一つです。外城には行政庁である領主居館と、それを中心とする麓とよばれる武家屋敷が設けられます。入来では、以前から清色城の裾野に屋敷を構えと称していました。
 
 入来麓は、現在もその地割が旧態をとどめ、屋敷割もよく残っています。江戸末期の武家屋敷の主屋と、その形式を継承して明治期から昭和初期までに建てられた主屋。さらに、表門や付属屋、街路に面した石垣などが伝統的建造物として保存されています。これらの伝統的建造物群と、生垣や庭園や周辺の樹木が一体となり、緑ゆたかな入来麓の歴史的景観を形成しています。平成15年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。 


   清色城跡 
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 きれいに刈り揃えられた生垣 
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 手入れが行き届いています 
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  生垣と石垣
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 赤城神社前の石垣と生垣
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 珍しい生垣の門 
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 珍しい中央が芝生の道
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 入来院家のかやぶき門 
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 十文字馬場 
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 武家門 
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2022/05/18

回想の町300.竹添邸 ~ 税所邸

鹿児島県出水市・2012年5月29日

出水麓の 竹添邸
 
   竹添氏は、江戸中期から後期にかけて、出水麓の「郷のあつかい役」を代々勤めてきました。屋敷は御仮屋(藩主の宿所)に最も近い重要な位置にあり、幕末には1000坪を超える広さがあったと推定されています。石垣は野石乱積みで、その上に生垣が植えてあります。座敷には赤い弁柄の壁があり、欄間 ~ 竿縁天井 ~ 囲炉裏と見ごたえのある室内となっています。平成7年に市の有形文化財に指定されました。1995年12月、出水麓は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。 
 
  公開武家屋敷 (竹添邸と税所邸) の管理をされている方は、「出水麓街なみ保存会」の事務局長もしておられました。話題はいつしか九州全域のまちなみに及び、ついつい長居をしてしまいました。楽しいひとときをありがとうございます。m(__)m


 案内板 
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 囲炉裏 
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 かまど
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 座 敷
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 この屋敷で大河ドラマ「篤姫」のロケが行われたそうです
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 出水の土産物が並んでいました
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出水麓の 税所 (さいしょ) 
 
   税所邸は竹添邸の隣にあります。慶長4(1599) 年に旧加世田市から出水へ移住し、麓の成立と同時に屋敷を構えたようです。上級郷士で、貞享元 (1684) 年に平松郷の支配頭を務めた後、出水麓で郷士年寄の役目を勤めました。 


 武家門 
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  台 所
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 天井裏の隠れ部屋へ
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 別室への隠し入口
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 床下の抜け道へ  ... まるで忍者屋敷のようです。 (^^ゞ
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    縁 側 
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    庭
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2022/05/15

回想の町299.出水麓

鹿児島県出水市・2012年5月29日

出水麓 の武家屋敷
   
  出水麓は、出水郷に赴任する薩摩藩士の住宅兼陣地として、出水城の麓を整地して造られました。慶長4(1599) 年に初代地頭が着任してから3代地頭まで、造成には30年の歳月がかけられています。出水麓は薩摩藩内で最も規模が大きく、他の麓は出水に倣ったといわれています。

 出水は、肥後と薩摩の藩境にあり防衛上重要な町でした。城下鹿児島を守るため、薩摩藩は外城 (とじょう) 制度により、多くの藩士を郷士に任じて藩境の防衛にあたらせました。出水麓の武家屋敷のまちなみは、かつての薩摩藩士の気風を今に伝えるかのようです。 (出水市のHP参照
) 


 案内図 ... 1995年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
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 きれいに刈り揃えられた
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 みごとな生垣
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    ツツジ
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 大河ドラマ「篤姫」のロケ地 
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 実戦の射法を今に伝える「日置流腰矢」 
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 道路がいちだん掘り下げられ
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 「住宅兼陣地」がうなずけます  
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  「住宅兼陣地」
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 御仮屋門 ... 藩主が地方巡視の際に使用する宿所「御仮屋」の門 
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 道端に咲いてたムラサキツユクサ
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